あーまんシアター

沖縄の海を楽しく伝える、あーまんシアターの活動日誌

活動報告

伊奈武瀬の海岸

今日は月に1度のミーティング日。

しかも、新メンバーを迎えて!

パチパチパチ くすだま


この日は北風が強く、防波堤には白波が砕けておりました。
伊奈武瀬の海岸


新しく参加してくださった、クロイシさんを迎えて
これからのあーまんシアターについて、
四方山話に花が咲きました。
伊奈武瀬の海岸


さて、実はこの日、名誉監督?のシカタニのりさんが、
ミーティング場所の浦添リサイクルプラザのすぐ前にある
伊奈武瀬の浜まで、打ち上げ物を探しに来ておりました。

では、その様子を、「あ〜まん海歩記」より転載でご紹介〜

***********


伊奈武瀬の海岸は、埋立て地の護岸の先に小さな礁原が残され、
沖には防波堤。
この日は防波堤にけっこう大きな波が砕けていました。
そんな環境でも生き物たちは生きています。


テトラポッドについたクロフジツボ。
伊奈武瀬の海岸


イワフジツボの仲間と、その上にコウダカタマキビ。
伊奈武瀬の海岸


カサガイの仲間。リュウキュウアオガイかなー。
伊奈武瀬の海岸


コウダカカラマツ。浮き立つ筋が特徴です。
カサガイと似ているけれども体の作りが違っていて、
カサガイは鰓呼吸、コウダカカラマツは肺呼吸。
つまり、これはカタツムリに近い仲間。なので水の中はキライ。不思議ですねぇ。
伊奈武瀬の海岸


イボタマキビはテトラポッドの側面に群生しています。
伊奈武瀬の海岸

暑い時期はよく、互いの殻の上にサーカスのように2段3段に乗っかっているんですが、
寒いときはみっりちと身を寄せ合っています。

よく見ると、殻の向きもだいたい揃っています。殻口を上に、
とんがった方を下に。
伊奈武瀬の海岸


テトラポッドの上の方、みんなほぼ同じ向きの面に …
伊奈武瀬の海岸


沖からの強い波しぶきを避けるように、みんなで集まって
いるんですね!
伊奈武瀬の海岸


さて、浜には北風の波で寄せられた打ち上げ物がいろいろ。
コブシメの甲。
伊奈武瀬の海岸


これはケブカガニの脱皮殻。
伊奈武瀬の海岸


死んで時間が経つと青い色は抜けてしまうけれど、
クラゲの一種、カツオノカンムリ。
伊奈武瀬の海岸


長い間海を漂ってぼろぼろになった島ぞうり。
伊奈武瀬の海岸


… の上にくっついた、エボシガイ。フジツボの仲間。
伊奈武瀬の海岸


… の上にくっついた、小さなエボシガイ!
ススキの穂みたいなのはエサをとるための蔓脚(まんきゃく)。
伊奈武瀬の海岸


リュウキュウスガモの実は、近くの海草藻場からかな。
伊奈武瀬の海岸


おぉこれは … 透明なガラス細工のような、海中を浮遊する系の
何か、の一部。
サルパかなぁ … だったら尾索動物、ホヤに近い生きもの。
赤っぽいのは内臓器官。
伊奈武瀬の海岸


とまぁ、こんなふうに、冬の海岸は漂着物探しが
結構面白いので、みなさんも暖かい格好をして、
あえて北風を受ける浜辺にお散歩がてら出かけて
みてはいかがでしょうか。


11〜12月頃の昼間は、あまり潮が引きません。
ここも潮が満ち始めたので、そろそろ帰りましょう〜。
伊奈武瀬の海岸


この日の南部の夕焼けは、これまた美しい眺めでした。
伊奈武瀬の海岸


沖縄ってほんとうに海も空もきれいで、
眺めているだけでも幸せ。



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布絵シアターの手法で、
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私達とのつながりについて、
伝え、共に考える活動を
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