伊奈武瀬の海岸

aman5

2013年12月10日 22:00

今日は月に1度のミーティング日。

しかも、新メンバーを迎えて!

パチパチパチ


この日は北風が強く、防波堤には白波が砕けておりました。



新しく参加してくださった、クロイシさんを迎えて
これからのあーまんシアターについて、
四方山話に花が咲きました。



さて、実はこの日、名誉監督?のシカタニのりさんが、
ミーティング場所の浦添リサイクルプラザのすぐ前にある
伊奈武瀬の浜まで、打ち上げ物を探しに来ておりました。

では、その様子を、「あ〜まん海歩記」より転載でご紹介〜

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伊奈武瀬の海岸は、埋立て地の護岸の先に小さな礁原が残され、
沖には防波堤。
この日は防波堤にけっこう大きな波が砕けていました。
そんな環境でも生き物たちは生きています。


テトラポッドについたクロフジツボ。



イワフジツボの仲間と、その上にコウダカタマキビ。



カサガイの仲間。リュウキュウアオガイかなー。



コウダカカラマツ。浮き立つ筋が特徴です。
カサガイと似ているけれども体の作りが違っていて、
カサガイは鰓呼吸、コウダカカラマツは肺呼吸。
つまり、これはカタツムリに近い仲間。なので水の中はキライ。不思議ですねぇ。



イボタマキビはテトラポッドの側面に群生しています。


暑い時期はよく、互いの殻の上にサーカスのように2段3段に乗っかっているんですが、
寒いときはみっりちと身を寄せ合っています。

よく見ると、殻の向きもだいたい揃っています。殻口を上に、
とんがった方を下に。



テトラポッドの上の方、みんなほぼ同じ向きの面に …



沖からの強い波しぶきを避けるように、みんなで集まって
いるんですね!



さて、浜には北風の波で寄せられた打ち上げ物がいろいろ。
コブシメの甲。



これはケブカガニの脱皮殻。



死んで時間が経つと青い色は抜けてしまうけれど、
クラゲの一種、カツオノカンムリ。



長い間海を漂ってぼろぼろになった島ぞうり。



… の上にくっついた、エボシガイ。フジツボの仲間。



… の上にくっついた、小さなエボシガイ!
ススキの穂みたいなのはエサをとるための蔓脚(まんきゃく)。



リュウキュウスガモの実は、近くの海草藻場からかな。



おぉこれは … 透明なガラス細工のような、海中を浮遊する系の
何か、の一部。
サルパかなぁ … だったら尾索動物、ホヤに近い生きもの。
赤っぽいのは内臓器官。



とまぁ、こんなふうに、冬の海岸は漂着物探しが
結構面白いので、みなさんも暖かい格好をして、
あえて北風を受ける浜辺にお散歩がてら出かけて
みてはいかがでしょうか。


11〜12月頃の昼間は、あまり潮が引きません。
ここも潮が満ち始めたので、そろそろ帰りましょう〜。



この日の南部の夕焼けは、これまた美しい眺めでした。



沖縄ってほんとうに海も空もきれいで、
眺めているだけでも幸せ。


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